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留学で学んだことを将来に生かすべきだという思考の落とし穴

こんにちは、管理人のTasukuです!

「留学で学んだことを生かして仕事がしたい!でも何をしたらいいんだろう?」

留学を経験した方は、このように悩むことがあるかと思います。

僕自身、19歳の時に大学の交換留学制度を使ってオーストラリアに1年間の留学をしました。

しかし、帰国後には「留学したんだからその経験を活かさなければ!」という意識が強くなり、とるべき進路に悩んでいた時期がありました。

そんな時、友人から言われた一言がきっかけで、僕の考えが大きく変わりました。

この記事では、「留学経験を将来に生かすべき」という意見について考えていきたいと思います。

  • 「留学で学んだことを将来に生かすべき」という意見は正しいの?

留学を経験された方で、次の進路に迷っている方は参考にしてください。

留学で学んだことを将来に生かすべきだという意見

「留学したんだから英語を使う仕事をしなければ」

留学をした人の中には、そのような義務感に近いものを感じている人もいるのではないでしょうか。

しかし、本当にその考え方は正しいでしょうか?

もちろん、英語が大好きでしょうがなくて、英語力を伸ばすために留学をしたという方はそれでもいいでしょう。

ですが、すべての留学生が明確で立派な目標を持って留学したわけではないですよね。

僕自身も、海外に対する憧れだけで留学した部分が大きかったです。

そういう人は、帰国後に就活をしようと思っても、自分がどの仕事を選ぶべきか迷うものです。

英語を使う仕事に囚われていた過去の僕

かつての僕も、留学の経験を活かせる仕事をしたいとずっと考えていました。

ですが、その思考が長い間ずっと僕自身を悩ませ続けていました。

英語が活かせる職業を選んだ

僕が就活をした時は、英語を活かして次のような仕事を候補として挙げていました。

  • 海外駐在ができる会社で働く
  • 外交船の航海士になる
  • 通訳になる
  • 字幕翻訳家になる
  • 外交官になる

僕は「英語を仕事で使う仕事」が自分がやるべきことだ、という使命感のようなものを感じていました。

英語を使う仕事をしなければ、留学した1年間が無駄になるような感覚でした。

確かに、留学経験者や帰国子女の方は、こうした職業で能力を発揮する可能性は高いでしょう。

新卒で入社した会社を1年半で辞める

外交船の航海士として働くことになります。

といっても最初の数年間は見習いとして仕事をするんですけどね。

そして僕は、この新卒で入った会社を約1年半で辞めることになります。笑

完全な人生の迷子ですよね。

ですが、僕が人生で下した決断の中でも、最も賢い判断だったと思っています。笑

友人から言われた言葉が僕の考え方を変えた

僕の考え方を変えたのは、友人からの次の言葉でした。

「英語を使う仕事にこだわってたら、自分の可能性を広げるために留学したのに、むしろ可能性を狭めることになるよ。」

その通りですよね。

「英語を使った仕事をしよう」と使命のように感じていた僕は、その短絡的な考えを見直しました。

これを機に、僕が職業を選ぶ条件から「英語を使う」が除外され、選択肢が大きく広がりました。

自分が求めるものは「自由」だった

外交船の航海士見習いとしての仕事も辞めて、僕はウェブ業界に足を踏み入れました。

英語を使う仕事に執着したままではなかなかたどり着かない選択肢だったと思います。

僕はウェブ制作会社でしばらく働いた後、個人事業主として独立しました。

そして、最近は以下のようなことに関心が向いています。

  • ブログ・SNSで英語学習に関する情報発信
  • プログラミングでのサービス開発
  • 地域でのイベント運営

かろうじて「英語学習に関する情報発信」が留学と関わりがあるかもしれません。

しかし、意識は「いかに好きなことで人生を埋め尽くすか」というところにたどり着いた気がします。

「留学経験をどうやって将来に生かすか」なんてことを考えることは全くありません。

人間は損切りができない生き物である

人間は一度始めてしまった物事に対して、途中で辞めるのがもったいないと感じてしまうそうです。

例えば、あまり面白くない本を、「半分まで読んだから」という理由で無理やり最後まで読んだり。

また、これまでの努力が無駄になるからといって、利益の出ないプロジェクトを継続するなどです。

留学についてもこれと同じです。

「留学で学んだことを将来に活かさなければ無駄になる」という考えは、損切りができない人の思考です。

それでは、大して大切ではないものばかりが人生に溜まっていきます。

損切りの大切さについては、「エッセンシャル思考」という本が参考になります。

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「自分にとって本当に大切なものだけを大切にしたい」という方は、一読の価値ありです。

留学を通して得たことは自然と人生で活きてくる

あなたが留学を通して培ったことは、意識しなくてもその後の人生に活きてきます。

例えば、留学を通して次のような能力が身についた方は多いかと思います。

  • 自信
  • 孤独耐性
  • 問題解決能力
  • 異文化理解力

僕の場合は、留学を通して孤独耐性がかなり身につきました。

この時身につけた孤独耐性は、個人事業主として仕事をしている今もかなり役に立っています。

つまり、あなたは素直に自分が「やりたい」「興味がある」「得意だ」と思える仕事を選べばいいんです。

あなたが留学で培った能力は、その仕事に取り組む過程で自然とあなたを助けてくれますよ。

この記事のまとめ

「留学経験を仕事に活かさなければいけない」なんて考える必要はありません。

英語を使う仕事に過剰にこだわることは、自分の可能性を広げるはずの留学が、むしろあなたの可能性を狭めてしまうことになります。

なので、英語を使う職業に囚われすぎないように注意しましょう。

あなたは留学で語学力以上のものをたくさん獲得しています。

そうやって得たものを「どうやって生かすか」なんて考える必要はありません。

その能力や経験は、あなたの今後の人生で自然と発揮されます。

自分は何がしたいのか、どうやって活きていきたいのか。

そういう自分の本音を大切にしてみてはいかがでしょうか。

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