こんにちは、管理人のTasukuです!
「英語がちゃんと読めるのに聞き取れないのはなぜ…?どうやったら聞き取れるようになるの?」
こうした疑問にお答えします。
- 英語が読めるのに聞き取れないのはなぜ?
- 英語が聞き取れるようになるには何をすべき?
僕は現在、TOEIC905点でリスニングは495点(満点)を持っています。
といっても、昔からリスニングができたわけではありません。
特に、1年間の海外留学をした時には、リスニングができず大変な経験もたくさんしました。
この記事では、英語が読めるけど聞き取れない理由と対策を紹介しています。
いつまで経ってもリスニングが苦手だという方は参考にしてください。
英語が読めるけど聞き取れない理由
日本人には、英語が読めるけど聞き取れないという人は結構多いと思います。
しかし、その理由はシンプルです。
リスニングの練習量が圧倒的に不足している
耳が痛いかもしれませんが、日本人は英語のリスニングの量が圧倒的に足りていません。
これが、英語が読めるけど聞き取れない日本人が多い一番の理由です。
中学や高校の授業でも、リスニングよりもリーディングが重視される傾向にあると思います。
今はどうか分かりませんが、僕がセンター試験を受けたときは筆記が200点満点なのに対し、リスニングは50点満点でした。
これでは、リスニングが軽視されるのも無理はないですよね。
量をこなせばちゃんと聞き取れるようになる
英語のリスニング習得にはテクニックや裏技のようなものはありません。
リスニングが得意な人というのは、必ずリスニング練習を大量にしている、あるいはした経験があるはずです。
これは英語が聞き取れない人にとって朗報ではないでしょうか。
だって、もし僕が「リスニングは才能です」とか言ったら、リスニングができない人は打つ手がないですよね。笑
大丈夫です。量さえ確保できれば、誰でも英語が聞き取れるようになります。
アメリカでは5歳児でも英語でコミュニケーションをとってます。
それを聞いて「アメリカの5歳児は才能があるから」なんて思わないですよね?
つまり、あなたが英語を読めるけど聞き取れないのは、才能の問題ではなく努力量が足りていないだけです。
解決策は「リスニング量を圧倒的に増やす」だけなので、至ってシンプルです。
難しすぎる英語を聞いても意味がない
実は、難しすぎたり簡単すぎたりすると効果がないことがわかっています。
理想的な教材のレベルは7~8割ほど理解できるものです。
ほとんど理解できない英語を聞いても、インプットできる情報は少ないわけです。
さらに、聞き取れないことで英語に対する自信を失っていくので、何もいいことがありません。
なので、リスニングをする時には教材選びに時間をかけるようにしましょう。
英語の音の変化に慣れていない
英語は文章にすると音が変化します。
特に厄介なのは、単語同士の音がつながる「リンキング」です。
実際は次のような感じで聞こえます。
- 「Let it go」→「レリゴー」
- 「I want you」→「アイウォンチュー」
- 「not at all」→「ノッタットォー」
- 「talk about」→「トーカバウッ」
残念ながらリンキングは暗記して覚えるものではなく、感覚として耳に染み込ませながら身につけていくイメージです。
英語をたくさん聴く中で、「『Let it be』は『レリピー』と変化しているな」という風に気づきながら慣れていくわけです。
なので、今日リンキングのパターンを勉強したからといって、すぐに英語が聞き取れるようになるわけではありません。
結局は、リスニングの量をこなしながら、コツコツと少しずつ身につけていきましょう。
英語の正しい発音を理解していない
英語の正しい発音が身についていないと、英語を聞き取ることもできません。
単語を覚える時に、カタカナ発音のまま覚えるのはよくありません。
例えば、「chocolate」を「チョコレート」と覚えるのは最悪です。
正しい発音だと、「チョークリッ」のように聞こえるはずです。
カタカナ英語の発音のまま単語を覚えると、リスニングで音を聞いて理解することができません。
そのため、単語帳で単語を覚える時などは付属のCDを使うことが大切です。
英語を声に出しながら正しい発音で単語を覚えていくと、リスニングも聞き取りやすくなりますよ。
英語が読めるけど聞き取れない状態を克服する3つの学習法
リスニング力のアップに効果的な勉強法を3つ紹介します。
基本となるのは大量に英語を聞くことです。
しかし、それだけだと飽きてくるので、他の勉強法も混ぜながら取り組むのがオススメです。
リスニングの多聴
ベースになるのは、やはりリスニングの多聴です。
家にいる時や外出時など、隙があれば英語を聞くというクセをつけましょう。
- 通勤・移動時間
- ランニングしながら
- 散歩しながら
- ジムで筋トレしながら
- 家事をしながら
- 仕事の休憩時間に
- お風呂に入りながら
こういう時間をフル活用しましょう。
仕事で疲れて家に帰ってから英語を勉強する必要がなくなりますよ。
すぐにリスニングが始められる
アプリならスマホさえあればリスニングができます。
5分でも隙間時間があればリスニングをしましょう。
それを1日6回できれば、それだけで30分の勉強時間を確保できます。
TEDにも登壇している研究者、ショーン・エイカー氏によると、作業に取り掛かるまでの時間を20秒短くすると、習慣化できる確率が20%が高くなるそうです。
[itemlink post_id=”930″]これはもうCDでリスニングしている場合じゃないですよね。
今日からアプリでリスニングを始めましょう。
複数のアプリを用意しておくと飽きない
アプリが1種類だと飽きるので、何種類か用意しておくのがオススメです。
僕は毎朝散歩をするんですが、2種類のアプリを使っています。
- Audible
- NHK WORLD
Audibleは本を聴くことができるアプリです。
洋書を使ったリスニングと、日本語のビジネス書を交互に聞いて、集中力が切れないようにしています。
そしてNHK WORLDで英語のニュースをチェックする感じです。
いずれも初心者の方には少しレベルが高いかと思うので、この2つを使う必要はありません。
以下の記事で、初心者にもオススメのリスニングアプリを紹介しているので参考にしてください。
バックグラウンド再生で英語の聞き流しができる4つのアプリディクテーション
音の変化の聞き分けに効果があるのがディクテーションです。
ディクテーションとは英語音声を聞いて、テキストを見ずに文字に書き起こす勉強法です。
英語の音の変化を正確に聞き取らないと、書き取ることができません。
リスニングが苦手な方はディクテーションをすると見える景色が変わってきますよ。
アプリだとディクテーションが楽
CDを再生してノートに手書きするのは面倒なので、アプリをオススメします。
ディクテーションが一番やりやすいのは「スタディサプリENGLISH」ですね。
アプリにタイピングする形でディクテーションができます。
リクルートが運営しているだけあって、クオリティがとても高いです。
有料ですが、7日間の無料体験ができるので試してみてください。
こちらの記事ではスタディサプリ新日常英会話コースを1ヶ月利用した感想を紹介しています。
興味がある方はこちらもどうぞ。
スタディサプリ新日常英会話を1ヶ月利用した口コミ・レビューシャドーイング
シャドーイングとは、英語音声のすぐ後を追いかけるようにしてテキストを見ずに復唱する勉強法です。
シャドーイングには次の2つの効果があります。
- 集中して聴くことでリスニング力がアップする
- 英語の正しい発音・イントネーションが身につく
シャドーイングではテキストを見ずに英語を聞き取る必要があります。
そのため、かなりの集中力が必要です。
リスニング力がアップするのも理解できるかと思います。
正しい英語の音の習得はリスニングにも効果あり
シャドーイングのもう一つのメリットは、声に出して復唱することで正しい英語の音が身につくことです。
正しい音で英語を発声できるようになると、リスニングも聞き取りやすくなります。
シャドーイングは難易度の高い勉強法ですが、ステップを踏めば初心者の方でもできます。
こちらの記事でシャドーイングをやりやすくする手順について解説しています。
英語初心者でもシャドーイングができるようになる5つのステップこの記事のまとめ
英語を読めるけど聞き取れない方は、まずは十分なリスニング量を確保することから始めましょう。
隙間時間にアプリで英語を聞くだけでも、1日30分は余裕でリスニングができるはずです。
また、英語は音が変化するので、知っている単語でも聞き取れないことがあります。
ディクテーションやシャドーイングを行うと、英語の音の変化を聞き取る力がつきますよ。
リスニングはすぐに結果が出るものじゃない
英語のリスニングは一朝一夕で身につく力ではありません。
1ヶ月、半年、1年と学習を継続することで少しずつ効果が現れます。
数ヶ月で効果が出ると思っていると、効果が出る前に英語が嫌になって挫折します。
忙しい方は毎日15分でもいいので、継続できる量のリスニング学習から取り組みましょう。
これまで何度も英語学習で挫折してきた方は、習慣化についてこちらの記事で解説しているので参考にしてください。
いつも挫折しがちな人が英語学習を習慣化するための7つのコツ
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