こんにちは、管理人のTasukuです!
僕は大学生の時に1年間の留学をし、極度のホームシックを経験しました。
当時ホームステイをしていたんですが、ホストファミリーとの人間関係もうまくいきませんでした。
その結果、僕は1ヶ月でホームステイから追放されました。
そのような経験から、この瞬間ホームシックで苦しんでいる人の気持ちが少しでも楽になることを願って、この記事を書いています。
この記事は次のような構成になっています。
- 4ヶ月間ホームシックだった僕の体験談
- ホームシックが楽になる考え方
- ホームシックを和らげる具体的な解決策
もし今、ホームステイ中にホームシックに苦しんでいて、どうしようもなく辛い方は、ぜひ参考にしてください。
4ヶ月間ホームシックだった僕の体験談
僕が大学時代に1年間の海外留学をした時の話をします。
留学をしたのは僕が19歳の頃で、それはそれは未熟な人間でした。
そして僕は、留学2日目からホームシックに苦しみ始めました。
ビジネスライクなホストファミリーだった
僕のホームシックの原因は、ホストファミリーとの人間関係です。
僕は当時、英語がほとんど話せないまま渡航しました。
もちろんホストファミリーの英語もほとんどわかりませんでした。
ホストファザーに「Could you repeat it again?」と聞くと、「やれやれ、困ったもんだ」という感じでかなり冷たい態度を取られました。
その家には、僕の他にも数名の留学生が滞在しており、ホストファミリーは英語が話せる他の留学生とは良好な関係を築いているように見えました。
きっと僕がもう少し英語ができて、円滑にコミュニケーションが取れていたら、もっとうまく立ち振る舞えたことでしょう。
しかし、当時の僕は19歳で世間知らず、メンタルは豆腐、問題解決能力も皆無です。
課題を解決することもできず、少しずつホストファミリーとの距離は広がっていきました。
ついにホームステイから追放された
僕はホストファミリーと顔を合わせない生活を送るようになりました。
夜は外食で済ませ、ホストファミリーが寝る時間にこっそり変える生活です。
その日の夕食を家で食べるのかどうか連絡しないことも増え、僕はどんどん危険視されるようになっていきました。笑
そしてついにある日、「1週間以内にこの家から出て行ってくれ」と告げられることになります。
親からは「交渉した方がいい。もうちょっとがんばった方がいい。」というようなことを言われた気がしますが、当時の僕はすでに限界。
退去することを承諾し、友達の協力を得ながら僕は1週間以内にシェアハウスを見つけることができました。
人間関係に苦しんだホストファミリーとの生活は、当初予定していた2ヶ月から1ヶ月へと短縮され、幕を下ろしたわけです。
結局4ヶ月間ホームシックが続いた
ホームステイからは解放されたものの、僕のホームシックが止まることはありませんでした。
結局、僕がホームシックから解放されたのは、渡航後4ヶ月が経った頃です。
自分を変えるため、現地の日本食レストランでのアルバイトを始めました。
陰鬱としたホームシック生活とはうってかわって、忙しいながらも充実したバイト生活。
ホームシックになっていたのが嘘のように、僕はバイトに打ち込みました。
気づけば、いつの間にかホームシックはなくなっていました。
かれこれ4ヶ月。今振り返ってもあのホームシック期間はかなり苦しい期間でした。
でもそれを乗り越えたことにより、並大抵のことではめげない強いマインドが身についたと思っています。
ホームシックが楽になる考え方
ホームシックを克服するための具体的な行動を紹介する前に、先にホームシックを楽にする考え方についてお話ししたいと思います。
少し極端かもしれませんが、僕は考え方を変えれば、ほぼすべての悩みが解決できると思っています。
- 留学の常識を疑う
- 問題を一人で抱えようとしない
- 泣くことは悪いことじゃない
- ホストファミリーから好かれようとしない
- ホームシック自体が素晴らしい経験
留学の常識を疑う
あなたが当たり前に思っていることが、実はあなたを苦しめているということがあります。
例えば、次のような考えを持っている人は要注意です。
- 金曜の夜はパーティーに参加するべき
- クリスマスは友達と楽しく過ごすべき
- 留学中に友達とたくさん観光すべき
- 現地の友達との写真をインスタにアップすべき
僕はホストファザーから、「金曜の夜なんだから友達と遊んでこい!」みたいなことを言われ、よりプレッシャーに感じていました。
でも、僕は元々パーティーキャラでもないし、交友関係は「狭く深く」というタイプでした。
留学しているからといって、自分の性格に合わないことをやろうとすると、必ず心が疲弊します。
留学中だからといって力みすぎず、自分のペースをキープしましょう。
問題を一人で抱えようとしない
問題を自分一人で抱え込んではいけません。
もし、自分ひとりで克服すべきだと思っているなら、あなたは自分を過信しています。
家族や友達に連絡することの何が悪いんですか?
それは要らないプライドじゃないですか?
家族や友達に電話で話を聞いてもらえば、自信ややる気を取り戻して、積極的に行動できるようになるかもしれません。
あなた一人で留学という大きなヤマを乗り越えられると思ったら大間違いです。
充実した留学生活を送るために、日本にいる家族や友達の手を借りてもいいじゃないですか。
友達からしてみても、辛い時に相談したり頼ったりしてくれたら嬉しいものですよ。
一人で抱え込むのではなく、家族・友人・先輩などの力を借りて、乱れた精神状態をまず安定させましょう。
泣くことは悪いことじゃない
泣くのを我慢していたり、泣くことが悪いと思っている方に質問です。
泣くことの何が悪いんですか?
それって、次のような浅い理由じゃないですか?
- 「泣いたら負け!」
- 「泣くことは恥ずかしい」
こういう要らないプライドは捨てるだけでも少し心が軽くなります。
泣きたい時には泣く、かっこ悪くても、自分なりに泥臭く頑張っていきましょう。
周りの人間はあなたが思ってるほどあなたに興味なんてないですから。
他人の目が気になってしょうがない人は、「嫌われる勇気」をオススメします。
留学中の方はKindleで読んでみてください。
[itemlink post_id=”2960″]ホストファミリーから好かれようとしない
ホストファミリーから好かれようと努力することは無駄です。
海外ではビジネスとして留学生を受け入れているホストファミリーも多いです。
そうしたファミリーは、そもそも留学生と仲良く交流する気はありません。
すでに現地の言葉を話せる、コミュニケーションコストのかからない相手とは会話をしますが、現地の言葉を話せない相手とあえて話そうとはしないでしょう。
あなたが本当にやるべきことはなんですか?
いち早く現地の言葉を覚え、現地で友人を増やし、留学生活を充実させることではないですか?
仲良くなれない相手に気を取られる必要は全くありません。
「私のことが嫌いなら出てってやるよ!」くらいのマインドで構えていいでしょう。
ホームシック自体が素晴らしい経験
ホームシックになる時点で、その時点であなたは海外でしか経験できない、貴重な体験をしています。
終わりが見えず、苦しい思いをしている今は分からないかもしれません。
しかし、その経験は将来かけがえのない思い出になります(そして話のネタにもなります)。
めちゃくちゃハードな体験をしておくことで、精神的にも強くなりますし、孤独耐性もアップします。
とはいえ、今はそんな風に考えることは無理だと思います。
ですが、4ヶ月に渡るホームシックを乗り越えた僕が言っているんですから、信憑性はかなり高いですよ。
あなたが留学を終えて日本に帰る時、「あのブロガーの言ってたとおり、マジ自分強くなったwww」と感じるはずです。
ホームステイでホームシックになった時の解決策
さて、最後に紹介するのはホームシックを克服するための具体的な行動です。
- なぜホームシックになっているのか考える
- 無理せず家族と友達と電話する
- 全力でホストファミリーを変更する
- 現地の日本人ネットワークを構築する
- 現地の人と話す機会を作る
- 現地の言葉を全力で勉強する
自分の課題と解決策をノートに書き出してみる
「自分はなんでホームシックになっているんだろう?」と一度冷静になって考えてみてください。
ホームシックの時って、いろんな感情が頭の中を巡っているはずです。
一度落ち着いて、自分の感情を観察してみてください。
- ホストファミリーが自分にだけ冷たい対応をしてきて辛い
- 友達が日本で楽しい学生生活を送っていることに引け目を感じている
- 英語を話す時に間違えることが怖くていつも黙ってしまう
- 失敗が怖くて授業で全く発言できない
このように、自分の考えをノートに書き出して整理しましょう。
心の中で抱え込んでいることを可視化するだけでも、かなり心が楽になります。
そして、その問題を解決するのに有効だと思う方法を、思いつく限りリストアップしてみます。
- 日本の友達と電話する
- 現地のボランティア活動に参加する
- 大学のサークルに参加してみる
- 現地でバイトを始める
- 授業で最低1回手をあげる
- ホストファミリーを変える
解決方法をリストアップするだけでも、「なんとかなるかも」という希望が湧いてくるはずです。
もちろん、この記事に書いてある内容を実践してみてもいいですし、自分が思いついた方法を試してみてもいいでしょう。
このやり方の目的は、自分の感情を観察することです。
ホームシックになっているけど、冷静になって感情を観察してみたことはないという人は、試してみてください。
無理せず家族と友達と電話する
無理せず家族や友人に電話をして、悩みを正直に相談しましょう。
精神的に落ち込んでいては、言葉を勉強しようとか、授業中に発言しようというポジティブな気持ちは湧いてきません。
次のような心配は不要です。
- 「家族や友達に頼るのは恥ずかしい」
- 「家族や友達はきっと理解してくれない」
- 「家族や友達にいいところを見せたい」
要らないプライドは捨てて、まずはメンタルを整えることを最優先しましょう。
また、家族や友達にはあなたの苦労は理解できません。
注意して欲しいのは、「理解してもらうこと」が目的ではないということです。
あくまで目的は、「ネガティブな感情を吐き出す」ということにあります。
つまり、相手からのアドバイスというものは求めなくていいんです。
留学していない人に留学しているあなたの苦悩は決して理解できません。
電話で悩みを吐き出すだけでも心が少し軽くなりますよ。
全力でホストファミリーを変更する
ビジネス目的でホストファミリーをしている家庭は多いです。
無理して仲良くなろうとする必要は全くありません。
ホストファミリーに気を取られすぎると、その国のすべての人が悪く見えてしまったりします。
まずやるべきことは、尽くせる限りのすべての手段を使って、ホストファミリーを変更することです。
変更は無理だと留学代理店に言われても、毎日メールを送って説得し続けるくらいの勢いで大丈夫です。
留学生活を充実させるために、できる限りの方法をすべて試しましょう。
尽くせる限りのすべての手段を使ってホストファミリーを変更することをお勧めします。
現地の日本人ネットワークをまず構築する
「留学先では日本人と関わらない」という留学生がいますが、この謎ルールも無視してOKです。
本当に賢いのは、日本人とのネットワークを最初に築いた上で、現地の人との交流機会を増やしていく戦略だと思っています。
特に、現地の言葉が話せない人にとってこの戦略は有効的です。
まず、現地に滞在している日本人留学生とのネットワークを広げます。
この時点で、「日本語を話してはいけない」などという意識は不要です。
日本人とのネットワークが広がると、いろいろなイベントやパーティーなどの誘いが増えます。
そうしたイベントやパーティーなどに参加すると、そこに来ていた現地人と仲良くなることができます。
日本人の友人が現地の友達を紹介してくれる可能性も高いです。
僕も留学している時は、日本人の友達から現地の友達を紹介してもらう機会が多かったです。
このように、日本人ネットワークは現地人との交流にもつながりますし、精神的なセーフティネットにもなります。
「日本人はつるまない」と考えるのは自由ですが、明確な目的もなく切り捨てるのは大きな損失ですよ。
現地の人と話す機会を作る
ホームシックの時は、人との会話も少なくなりがちです。
僕も、最初は休日は一緒に出かける友人もいなくて、家に閉じこもっていました。
しかし、少し工夫すれば、現地の人と話をする機会を簡単に作ることができます。
例えば僕は、散歩しながら現地の人に道を聞くということをしたことがあります。
「〇〇へはどうやっていけばいいの?」と現地の言葉で聞いたりすれば、英語を話す練習にもなりますし、少しはホームシックを紛らわすこともできます。
他にも、洋服屋に入って、話しかけてくる店員と会話を楽しんだこともあります。
長期的な関係にはつながりませんが、ホームシック状態で家に引きこもっているよりはマシです。
それで気分が紛れるのであれば、やらない手はないでしょう。
筋トレ・ランニングで体を鍛える
体を鍛えることで、心の状態が安定します。
僕は元々、落ち込みやすいタイプなんですが、ジムでウェイトトレーニングを始めてから落ち込む頻度と程度がかなり軽くなりました。
筋トレがメンタルを安定させ、勉強や仕事にもいい影響を与えることが明らかになっています。
必ずしもジムに通う必要はありません。
最初は次のようなトレーニングで、小さく始めることがオススメです。
- 腕立て伏せを50回やる
- 腹筋を50回やる
- ランニングをする
- 外を散歩する
僕はトレーニングを始めた頃に、筋トレインフルエンサーのテストステロンさんのこちらの本を参考にしました。
Kindle版もあるので、海外にいるかたもぜひ読んでみてください。
[itemlink post_id=”2959″]また、書評Youtuberのサラタメさんの動画でも取り上げられているので、観てみてください。
筋トレは、メンタルが落ち込みやすい人にはメリットしかありませんよ。
現地の言葉を全力で勉強する
長期的にみれば、現地の言葉を早めに習得することがやはり重要です。
ホームシックの原因は「言葉が話せない」という点に帰着するからです。
例えば、現地の言葉が話せれば、ホストファミリーとの関係も少しは良好になったでしょう。
授業中に発言する機会も増えたでしょうし、現地の友達を増やすことも難しくないはずです。
現地で楽しい思い出が増えれば、ホームシックになることは考えにくいですよね。
すぐに状況がよくなることはないかもしれませんが、留学を充実させるために、今日から言語習得に全力を尽くしてください。
毎日勉強するだけでも、自信がついてきてポジティブな考え方ができるようになります。
悔しい思いをバネにして、この瞬間から新たな一歩を踏み出しましょう。
この記事のまとめ
僕が留学先でホームシックになった経験を元に、ホームシックを克服する方法について紹介してきました。
まず、ホームシックを和らげる考え方を5つ紹介しました。
自分を苦しめている考え方を見直すことから始めてみましょう。
- 留学の常識を疑う
- 問題を一人で抱えようとしない
- 泣くことは悪いことじゃない
- ホストファミリーから好かれようとしない
- ホームシック自体が素晴らしい経験
そして、ホームシックを改善する具体的なアクションを6つ紹介しました。
今あなたにできることをひとつずつ実行してみてください。
- なぜホームシックになっているのか考える
- 無理せず家族と友達と電話する
- 全力でホストファミリーを変更する
- 現地の日本人ネットワークを構築する
- 現地の人と話す機会を作る
- 筋トレやランニングで体を鍛える
- 現地の言葉を全力で勉強する
ホームシックに苦しむことは恥ずかしいことではありません。
あなたのこれまでの人生がそれだけ素晴らしかったことの現れでもあります。
時間がかかるかもしれませんが、あなたはかならずホームシックを克服し、素晴らしい留学生活を送ることができます。
もし、どうしても苦しい時があれば、遠慮なくコメントやTwitterで僕に悩みを相談してきてください。
力になれることがあれば、喜んであなたの相談にのります。
この記事で、ホームシックに苦しんでいる人の気持ちが少しでも楽になれば幸いです。
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